乾燥肌には塩水浴が効くって本当か
最近、塩水浴や自然塩シャンプー、塩洗顔でお肌がつるつるになった、乾燥が治った、という話題をよく耳にします。
えっ、塩で洗うなんてかえってお肌に悪そう……
と思ってしまいがちですが、正しいやり方をマスターすればこれが意外と効くらしいのです。
今回は、最近話題の塩水浴と乾燥肌についてのお話です。 塩水浴の最大の効果は、何といっても温泉効果です。 お湯の中に溶け込んだナトリウムが、温泉に入った時のように身体を芯から温め、ポカポカにしてくれます。
このため、体全体で代謝能力が上がり、古い皮脂を排出したり、水分を吸収したりする能力が高まると考えられます。 温泉効果で代謝を上げ、水分をしっかり摂って良質な睡眠を重ねれば、確かに翌朝はお肌がすっきりしそうですね!
専用のバスソルトなどもあちこちで販売されているので、それを使用するとお手軽で便利です。 自宅でちょっとしたスパ気分が味わえるので、精神的なリラックス効果もあるらしいですよ。
次に、塩水洗顔ですが、これは乾燥肌の人はちょっと注意が必要です。 なぜなら、やっぱり塩水はお肌に刺激が強い!から。 海へ遊びに行って、お肌が痒くなってしまった経験はありませんか? 塩で洗顔する、と言うのは、まさにあの症状に似ているのです。
もちろん、痒くならない人も大勢います。 どうしても痒くなってしまう、あるいは、痒くはならないけれども刺激が気になるようなら、濃度を少し下げてあげるといいでしょう。
塩分自体はお肌に悪いものではありませんから、トラブルが起こらない程度に続けられれば、次第にツルピカのお肌になれるかもしれません。 乾燥肌の人よりもっと気をつけておきたいのが、敏感肌の人。
場合によっては、洗顔を始めて数秒で違和感を覚えるかもしれません。 もしそうなったら、洗顔はあきらめて、バスソルトだけにとどめておく方が無難です。 ちなみに、もしお肌に違和感を感じたなら、すぐに真水で洗い流してあげる事。
これを怠ると、いつまでも塩分が肌の表面に残り、刺激を受け続ける羽目になってしまいます。 乾燥の原因にもなるので、絶対に忘れないようにしましょう。 無理をして炎症を起こしてしまっては、元も子もありませんよ。