乾燥肌で鼻の皮がむけてしまう
乾燥肌で特にケアしなければならない場所って、どこだと思いますか?
多くの人が挙げるのが、特につっぱりを感じやすい、頬や口の周り、目の周りなどです。
たしかにこれらの個所は、特に皮膚が薄く、きちんと保湿していても状況によっては乾燥を感じてしまう敏感なところ。 まっ先にシワができてしまうところでもありますね。 雑誌やテレビの美肌特集などでも頻繁に取り上げられる、老化の代名詞的ポイントでもあります。
ところが、ここ以外にも、乾燥肌の人がトラブルを起こしやすい、意外な場所があるのです。それが、鼻です。 「そこはどっちかというとテカリや吹き出物で悩む場所であって、乾燥とは無縁なんじゃないの?」
そう思い込んでしまいがちなのですが、実は、乾燥がひどくて、てっぺんの皮がむけてしまう!と悩んでいる乾燥肌の人が、とっても多いのです。
なぜ、乾燥肌だと鼻の皮がむけるのでしょうか。 Tゾーンと言う言葉に代表されるように、鼻は、顔の皮膚の中でも特に皮脂分泌が盛んです。
ここから大量の皮脂を分泌し、肌の傾斜に従って全体に広げる事で、顔面の保護をしているのです。 テカリが気になってしまうので、洗顔時についゴシゴシ洗って、皮膚に刺激を加えてしまいやすい個所でもあります。
また、顔の中でも特に高い場所にあるため、それだけ紫外線の影響を受けやすくなっています。 ちょっと日差しの強い春の日に外出して、鼻の頭が赤くなってしまった、と言う経験は誰にでもあると思いますが、まさにアレです。
常に強い刺激にさらされているせいで、実はどこよりも強いストレスがかかっており、そのせいで乾燥の影響が顕著に出てしまうと考えられています。 にもかかわらず、皮脂分泌が盛んなために、症状が出ている事に気付かれにくいと言う、実に難しいポイントなのです。
スキンケアの際には、乾燥が気になる場所だけでなく、鼻の周辺もきちんと保湿してあげる事が大切です。 てかりが気になる時は、ティッシュや脂取り紙で押さえましょう。 毛穴を引き締める効果のある化粧水もおススメです。
保湿しながら、過剰な皮脂分泌を抑えてくれます。 その上で、頬や目の周りと同様に、しっかりと保湿をします。 べたつくのが嫌な場合は、そこだけ少し乳液を少なめに付けるなどの工夫をすると良いでしょう。