乾燥肌対策に重曹を利用しよう|乾燥肌の化粧品と化粧水ランキング

乾燥肌対策に重曹を利用しよう

重曹は万能です。 重曹は掃除に使えることはもちろん、洗濯にも、シミ抜きにも、茶渋取りにも、消臭にもその効果を発揮します。 また食用であれば、パンケーキやオムレツをふっくらさせたり、鳥むね肉のパサパサをしっとりさせたり、重曹でうがいをすれば虫歯予防にもなります。

 

そして重曹はスキンケアにも使えるのです。 洗顔時に泡立てた石鹸に重曹を加えれば、スクラブの役目になって、毛穴の黒ずみが取れます。 また、重曹に水を加えてパックをすれば、鼻の角栓除去もできます。

 

しかし、乾燥肌の人はスクラブにしたり、角栓除去等はあまりおすすめできません。 乾燥肌の人はバリア機能が低く、ちょっとした刺激にも反応して、保湿成分が流れ出てかゆみがでたり、乾燥がよけいひどくなったりするからです。

 

では、乾燥肌の人は重曹をどのように使うのが効果的なのでしょうか。 それは、重曹を使って炭酸入浴剤を作り、入浴することです。 重曹とクエン酸が反応すると、二酸化炭素が発生します。 この性質を利用して、シュワシュワの炭酸入浴剤を作る事ができるのです。

 

最近は炭酸美容がはやっていますよね。 二酸化炭素(炭酸)は皮膚から取り込まれると、血管が拡張するので、血行が良くなり全身の新陳代謝が促進されます。

 

また、ただのお湯より、炭酸水(炭酸入浴剤)は肌への浸透性が非常に高いため、より保湿効果が高くなるのです。 炭酸入浴剤の作り方は、簡単。重曹大さじ1、クエン酸、小さじ2、塩小さじ2を混ぜるだけです。

 

気をつけたいのは、入浴するときのお湯の温度と時間です。 温度は高すぎない38〜39度。時間は最長で20分までです。 それ以上の熱いお湯や長い時間では、お湯につかっている間は良いですが、お湯から出たとたん水分が蒸発し、さらにもともと皮膚の内部にあった水分まで一緒に奪われてしまいますから、逆に乾燥してしまいます。

 

ですから、炭酸入浴剤のほかに、バスタブにベビーオイル等のオイル(油分)を数滴垂らすと良いでしょう。 オイルが肌のバリアとなって、お湯から出たとたん水分が蒸発するのを防いでくれます。 炭酸入浴剤の材料はどれも簡単に、しかも安く手に入りますし、思い立ったら作ることができますのでぜひ試してみてください。