乾燥肌にはラップパックが効果的
乾燥肌対策にはまず保湿ですよね。
しかしいくら高級なクリームや口コミの良い化粧水を使っても、いまいち乾燥肌が改善された実感がわかない、という人は多いのではないでしょうか。
そのような時はラップパックをおすすめします。 冷凍から電子レンジまで使える、どのご家庭にも必ずある食品包装用ラップで、パックをするのです。
肌には一番外側に皮脂膜があり、水分の蒸発を防ぐ役割をします。 しかし、何らかのトラブルを抱えている肌は、皮脂膜が弱くなっているのです。 皮脂膜だけではありません。 角質層の中の水分を保持する力が失われていたり、その奥の真皮層の構造も劣化しています。
ローションパックやコットンでの化粧水パックは、いったん肌の中に水分や保湿成分は入りますが、5分、10分とパックしていると、入った水分は体温で蒸発します。 トラブルを抱えている乾燥肌では皮脂膜が弱くなっているため、ますます蒸発する水分を防ぐことができないのです。
しかしそのパックの上からラップで覆えば、蒸発を防ぐことができます。 ラップを顔の大きさに切って、鼻と目の部分だけ切り取ればいいだけですので簡単です。
本当はパックの上からでなくても、手持ちの化粧水とクリームを顔に塗ってその上からラップすれば、同じように保湿効果が高まります。
また乾燥肌でなくても、唇だけは荒れるという人もいるでしょう。 唇は角質層が薄く、皮脂を分泌する皮脂腺がありません。 ですから荒れて当たり前なのです。
唇にもラップパックは有効です。 リップクリームを塗った上から、唇の大きさに小さく切ったラップを当てれば10分程度でプルプル唇の完成です。
さらに有効な方法はリップクリームを使うのではなく、医薬品、医薬部外品のハンドクリームを使うことです。 リップクリームとは唇の乾燥を予防するものである場合が多いからです。 ですから荒れてしまっている唇に予防するものを塗っても「効かない」のはある意味当然です。
ハンドクリームを唇に使うのは抵抗があるかもしれませんが、塗ってはいけないと記載がなければ試してみましょう。 ニベアやユースキンAで唇をパックする方法は、有名なリップケア法です。 基本的に尿素入りのハンドクリームは使えませんので注意しましょう。