乾燥肌で痛みを感じる前に早めのケア
乾燥肌は酷くなってくると、かゆみをもたらします。
皮膚が悲鳴をあげている状態なので、早めのケアが必要です。
かゆみが出る状態を超えてしまう、もしくはそこで掻きむしると、今度は痛みを感じるようになります。
乾燥肌になると、皮膚から潤いが失われて肌表面に亀裂が生じるようになります。 皮膚は本来、角質層において皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質によって水分を保つよう守られています。 これらが少なくなると肌のバリア機能が失われ、かゆみや痛みをもたらすのです。
乾燥肌が進行すると肌の神経が直接外気にさらされているような状態になるので、軽く触れるだけでも痛みを感じるようになります。 お風呂やシャワーのお湯でも痛みを感じて、お風呂に入れなくなるような人すらいるのです。
誰でもある日突然乾燥肌になるわけではありません。 肌から乾燥を示す信号が出るので、早い内に気がつけば痛みを感じる前に乾燥を避けることができます。
顔の場合は、普段通りのスキンケアでは肌の調子がよくならないのが最初の兆候です。 ファンデーションのノリや持ちが悪くなることからもわかります。
体全体は、なんとなくかゆくなる、肌の一部が粉をふくことからわかります。 ふけのような皮膚のかけらが体からはがれるようになると、痛くなる直前です。
乾燥肌の兆候が出たら、すぐにでも水分を補給するようにしましょう。 保湿が何よりの対策です。
水分を与えるだけでなく、水分を保持できる状態にすることも大切です。 皮脂が不足しがちなので、クリームなどで水分を逃がさないよう蓋をしてあげてください。
なかなか改善しないようであれば、既に自力ケアでは間に合わない状態の可能性があります。 皮膚科などを受診して、肌を健康な状態にするための治療を開始しましょう。
