女性特有の乾燥肌による陰部の痒み
乾燥肌の人で意外と知られていない悩みがあります。
それは、50代から60代の女性に多いと言われる乾燥肌による陰部の痒みになります。
普通陰部の痒みと聞きますと、かぶれや感染症、カンジダ症を思い浮かべると思いますが、50代から60代の女性の乾燥肌による痒みが多くみられるのです。
痒みといっても他の陰部の病気のように、急激で尚且つ強烈な痒みでもなく、慢性的な痒みになりますし、デリケートな部分でもありますので、なかなか病院に行く人が少ないのです。
なんでこの年代から特徴的な痒みが発生しやすいかというと、閉経すると肌の潤いが落ち、乾燥しやすくなるからです。
また陰部は、デリケートな部分でもありますから何かの病気かと思って、乾燥肌の人が絶対にやってはいけないゴシゴシと洗う行為をしてしまいがちで、さらに痒みがひどくなったり、広がったりするケースが多くみられます。
乾燥肌から来る痒みなら保湿をしっかり行なって、ゴシゴシ洗うことなく優しく洗えば良いのですが、万が一他の病気も考えられるのなら素直に病院に行った方が安心できるかもしれません。
また乾燥肌から来る痒みと分かっていても、保湿クリームや痒み止めクリームを陰部に塗っても安全かどうか疑問に思うのなら、医者に相談することも大切だと思います。
このように、お風呂でよく洗ってしまうことで、さらに痒みが増すことが多いですから、痒みが発生する時は、夜寝る時やお風呂上りの時が多く、加湿器を使うなりして、部屋の保湿もしないといけません。
夏場は、湿度が高く、乾燥肌だから皮脂の分泌も多くないですから、痒くなりにくく、ゴシゴシと洗わなくて済みますので、あまり気にならないという方も多くいますが、気を付けておいて下さい。
乾燥肌から来る陰部の痒みを防ぐには、刺激の少ない純石鹸を使用して、タオルを使わずに洗うようにし、保湿ケアもしっかり行なって、家の中の保湿もきちんとしていれば、安心して寝られるのではないのでしょうか。
また乾燥肌でもない場合や保湿もしっかりして丁寧に洗っている場合でも、陰部の痒みがあるのでしたら他の病気も考えられますので、きちんと病院で診てもらった方が良いと思います。 このように、気になることがあれば、デリケートな問題ですし、すぐに病院に行くようにしましょう。
