乾燥肌なのにべたつくってどういう事？
昼間、外で動き回っていると、気が付くとお肌がベタベタで化粧崩れもひどい。
夜はしっかり洗顔してから寝ているのに、朝起きたらお肌がべたつく。
そんな経験、ありませんか？
実はそれ、乾燥肌のせいかもしれません。
「乾燥肌なのにべたつくの？ オイリー肌の間違いじゃない？」 そう勘違いされがちですが、乾燥のせいでも肌がべたつくことがあります。 と言うより、肌のべたつきで悩んでいる女性の多くが、実は乾燥肌だと言う話もあるくらいなんですよ。
では、なぜ肌が乾燥するとべたついてしまうのでしょうか。 私たちの肌の表面は、皮膚から分泌される成分によって保護され、乾燥や紫外線など、外部の刺激から守られています。
このヴェールのような分泌物は、水分と皮脂が混ざり合う事によってできています。 肌に蓄えられている水分と、毛穴から分泌される皮脂が理想的なバランスで混ざる事で、健康的で美しい肌が保てるのですね。
ところが、乾燥肌の人は、肌に蓄えられている水分の量があまり多くありません。 もしくは、水分をたっぷり補給しているつもりでも、肌の保水力が足りないために、それが急速に失われてしまうのです。
当然、肌表面には皮脂が多く残る事になり、これが、べたつきの原因になってしまいます。 これとは逆に、一般的にオイリー肌、脂性肌と呼ばれる人は、肌が持つ保水力そのものには全く問題がありません。
ですが、毛穴から分泌される皮脂の量が、水分に比べて過剰なため、どうしても肌表面に油分が残ってしまいます。 おなじべたつきでも、原因が全く異なると言う訳ですね。
乾燥肌の人が、肌がべたつくからと言ってさっぱり系の化粧水を使用したり、皮脂を取り除くケアを過剰に行ったりすると、肌表面から皮脂まで失われてしまい、バリア機能がより低下してしまいます。
べたつきを解消するためには、まずは保湿を心がけることが重要です。 オイルフリーでも保湿力に優れた化粧水や美容液を使い、しっかりとうるおいを保ちましょう。
乳液も使うのが理想ですが、どうしてもべたつきが気になる場合は、使う量を減らすか、思い切ってカットしても。 ただし、その際は肌が突っ張らないよう、化粧水などで十分に保水してあげてください。
