お風呂上がりのスキンケアが大切
お風呂上がりは、乾燥肌の人にとって注意すべきタイミングのひとつです。
湿度の高いお風呂にいたのだから乾燥するはずがないと思う人もいるでしょうね。
ですが、お風呂上がりは、肌の水分を保持していた皮脂が流されているために肌が最も乾きやすい状態なのです。
おまけに、お風呂では石鹸やボディソープで体全体を洗い流します。 衛生上の理由からは当然のことですが、肌の水分保持はどうなっていると思いますか。 洗浄剤でセラミドが洗い流され、摩擦により角質層が剥がれ落ちてしまうのです。
洗い流されてしまった皮脂は、三十分から一時間程度で回復すると言われています。 ただし、乾燥肌の人は再生が通常より遅く、皮脂によるバリアが復活するまでは肌内部に留まるはずの水分が蒸発を続けます。 これでは、いよいよ乾燥が進んでしまいますよね。
お風呂上がりの顔には、化粧水などをたっぷり使って水分を補給します。 水分はお風呂から出た瞬間から蒸発を始めるので、省略してはいけない作業です。
ミストタイプの化粧水や精製水などを、お風呂から出てすぐに一吹きしてからフェイスケアを始めるといいですよ。 さらにその上から皮脂の代わりをするクリームなどを肌に塗り、水分を肌の内部に閉じ込めるのです。
顔だけではなく体全体にも保湿は必要です。 肌が完全に乾く前、可能であれば浴室内でボディケアを行うとよいでしょう。 浴室内が不可能な場合は、お風呂上がりのできるだけ早いタイミングで行ってください。
夏や冬のお風呂上がりは、部屋でエアコンを使いたい人が多いでしょうね。 しかしエアコンは肌を乾燥させる要因のひとつです。
特に空気が乾燥している冬は気をつけてください。 冬の室内では、加湿器を使えば乾燥肌の人にも優しい空気になりますね。