赤ちゃんでも乾燥肌になる原因|乾燥肌の化粧品と化粧水ランキング

赤ちゃんでも乾燥肌になる原因

赤ちゃんの肌といえば、たまご肌という印象があります。 毛穴がまったく見えず触ると弾力がありつるつるしている肌を思い浮かべませんか。

 

しかし、実際の赤ちゃんの肌は非常にデリケートです。 皮膚の厚さが大人の半分以下と言われている上に、肌を保護する機能が未熟です。 少しの刺激で乾燥肌になってしまう危険性があるのですよ。

 

皮膚の薄さは、角質層の薄さです。 角質層は外部からの刺激やばい菌から皮膚を守ってくれます。 しかし皮膚が薄い赤ちゃんは、大人にとってたいしたことがない洋服が擦れた程度の刺激でも角質層が剥がれる可能性があるのです。 水分保持にも必要な角質が剥がれると、乾燥肌の原因となります。

 

皮脂腺から分泌される皮脂と汗が混ざることで、大人の皮膚は天然のクリームで保護されています。 皮脂の分泌は性ホルモンが関係ありますが、生後二ヶ月程度までは母親の性ホルモンが体内から作用してくれます。

 

それ以後になると、赤ちゃんの肌からは皮脂の分泌がほとんどなくなります。 以後、性ホルモンが分泌されるまでは皮脂が非常に少ない肌のままなのです。

 

皮脂が少なく乾燥肌になりやすい一方、赤ちゃんは汗腺は既に大人と同程度の数があります。 このため一度汗をかくと、肌が汗まみれになってしまいます。 子供が元気いっぱいに遊んだ後、すぐに汗をかく原因がここにあります。

 

新陳代謝が活発なのはいいですが、一方で汗や垢で汚れやすいとも言えます。 ただでさえ薄い皮膚が汚れてしまったら、トラブルを招き寄せるようなものです。

 

赤ちゃんに肌のトラブルが多い原因はおわかりでしょうか。 皮膚の薄さ、皮脂不足、汗っかき、この三点が組み合わさっているのです。 大人と同じような肌になるのは十五歳前後、それまでは子供に合ったスキンケアが必要となります。