女性の大敵な乾燥肌のメカニズムを知る
メイクもしっかり決まらない、肌に潤いがないなど、様々な肌トラブルの原因になる乾燥肌を解決するためには、乾燥肌のメカニズムを理解する必要があります。
健康で正常な肌とは潤いがあり、ハリや弾力があることを言います。 肌のメカニズムとして、表皮に皮脂膜があり、そのつぎに角質層があります。
この二つの層で化学物質や、ハウスダスト、異物などの刺激から肌を守っていますが、肌バリア機能が傷ついてしまったり、弱くなってしまったりすると乾燥肌と言ったトラブルが起きてしまいます。
乾燥肌を引き起こす要因にはいくつかありますが、その一つには皮脂量の低下があります。 肌の皮脂膜が肌を様々なものから守ってくれるのですが、この皮脂膜となるべき皮脂の分泌量が低下してしまうと、刺激が角質層に伝わりやすくなり、乾燥肌を引き起こしてしまいます。
皮脂は1日に約1~2ｇ分泌されますが、この量は老化と共に減っていきます。 また血行不良などで新陳代謝が低下すると皮脂の分泌量も減少していきます。
また天然保湿因子は水分を抱え込む性質があり、これにより肌に潤いを与えられるのですが、日焼けや、加齢、睡眠不足、ストレスなどで低下していってしまうため肌から潤いが奪われていってしまうのです。
また角質細胞脂質の減少も保水機能の低下に関わってきます。 このように乾燥肌のメカニズムを知ることは、乾燥肌を改善するために大事になってきます。
肌が潤いを保つためには野菜や果物を十分に摂ることや、周りの環境に気をつける必要がありますが、肌にとってベストな湿度は60%~70%くらいですが、50%以下になると肌の水分が奪われやすくなっていきます。
ですから化粧水や保湿クリームなどのケアに加え、食生活を見直すことや、湿度計などを用いて環境にも気を配りましょう。
