乾燥肌でうろこ状の肌になる
乾燥肌でのうろこ状の肌になる人がいますが、この症状はほとんどが乳幼児に現れる症状です。
乳幼児の時期にしっかりとケアして治しておけば、成長していく中で症状が出る事はありません。
また、大人になっても症状は出ませんので、乳幼児の時にはしっかりと親がケアをして治しておく事が重要です。 乳幼児の250人に1人程度の割合で発症されていますが、もし発症すれば早めに対応しましょう。
このうろこ状は別名「尋常性魚鱗癬」とも呼ばれていますが、名前のように肌がうろこ状になっている様子からつきました。 普通の皮膚であれば、ターンオーバーで古い角質が剥がれ落ちるようになっています。
しかし、この尋常性魚鱗癬は遺伝的な影響で角質が剥がれなく、肌に堆積してしまう事で起こってしまいます。 それは、冬になるとさらに乾燥しやすい空気であれば、肌にひび割れが起こったりする事で痛みを伴う事もあります。
これには早めの対処が必要ですし、とにかくスキンケアでの保湿、それから室内を加湿器等で乾燥しないようにも努めなければいけません。 入浴は低刺激の石鹸等を使い、洗いすぎはやめて、タオルでも水分を優しく拭き取るようにして下さい。
それから保湿のケアをし、加湿もしておけば十分ですが、もし痒みが出れば乳幼児ですから無意識に掻いてしまいます。 その時は手袋や靴下を手に履かせ、必ず悪化させないよう患部を掻かせないようにする事が大事です。
またうろこ状の肌には、尋常性魚鱗癬か重度のアトピー性皮膚炎を患っている場合もあります。 そうなれば、家族で対応をできる範囲かどうかが分かれてきますので、一度は皮膚科に受診され、原因や対処方法を相談した方が良いでしょう。
この尋常性魚鱗癬は成長していく上で、症状も良くなりますが、稀に大人になってからも症状が出る人もいます。 ですから決して自己判断では動かずに、主治医への相談や皮膚科への受診をしましょう。
乾燥肌で悩む人は本当に多くいますし、後天性いわゆる加齢での乾燥もあります。 今は悩んでいる程でなくても、乾燥は季節柄、また年齢を重ねると悩みになってきます。 今のうちから乾燥肌への意識を持ち、できる範囲のスキンケア、保湿ケアを行っていきましょう。