お肌の白い粉は乾燥肌が悪化しているサイン
冬、空気が乾燥してくるとどうも肌が乾きがち。
お風呂に入ろうと思って服を脱いだら、足や腕にうっすらと白い粉がふいている!
乾燥肌の人なら、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
気が付くとお肌にふいている白い粉。 痛みもかゆみもありませんが、実はこれ、乾燥肌が悪化しているサインです。 乾き切ってしまった皮膚の表面が、傷ついて浮き上がり、剥がれおちているのです。
皮膚の一番外側には、角質層と言う部分があります。 人間の肌は一定のサイクルで生まれ変わっており、角質層も次第に古くなると自然と剥がれおち、その下から新しい皮膚が現れる仕組みになっています。
ところが、乾燥肌が進むと、この角質層が自然な形で剥がれおちず、ぼろぼろと傷ついてめくれてきてしまうのです。 これが、お肌にふく白い粉の原因です。
厄介なのは、白い粉がふいているだけでは痛みもかゆみもないため、お肌のサインに気が付きにくい所です。 放っておくと次第にかゆみが出始め、最悪の場合炎症を起こしてしまいます。
特に、眠っている間に強いかゆみを感じる人が多く、気が付かないうちにかきむしってしまい、朝起きたら悲惨な事に!と言うケースも珍しくありません。 血が出てしまうほどかき壊すと、傷が残ったり、黒ずみの原因になったりするので厄介です。
お肌が粉をふいているのに気が付いたら、すぐにお手入れしてあげる事が大切です。 お手入れの方法は簡単です。 体の粉ふきていどなら、保湿成分が入った入浴剤や、お風呂上りにローションやオイルを塗る事で改善できます。
この時、無理にこすったりもんだりせず、肌表面にさっと伸ばしてあげる事がポイント。 肌に一枚ヴェールをかけるイメージを思い浮かべると、分かりやすいと思います。
また、お風呂上り以外でも、気になった時にこまめに重ねづけするようにすると、より効果的です。 塗った後は靴下をはくなどして、肌が乾かないようにしてあげるとよいですね。
大人だけでなく、子供も肌が乾燥しやすく、気づくと粉をふいている事があります。 小さな子供の皮膚は大人よりも薄いので、気が付いたらすぐにケアしてあげるようにしましょう。 もちろん、粉をふく前から日常的にお手入れをする事が、一番の保湿ケアですよ。