意外と忘れがちな首の乾燥肌
乾燥肌のケアをしていて、ついうっかり忘れてしまいがちなのが、首のケアです。
顔の保湿にばかり意識が向いていて、気づけば首の周りがザラッザラ……。
何て事にならないよう、顎から肩にかけてもしっかりケアしておきたいものですね。
普段はあまり意識しない事ですが、実は顎から肩にかけての部位は、とても乾燥しやすいと言われています。 日常生活でよく動かす上、服の襟などでこすれて刺激を受ける事も多いからです。
その上、この部分が肌荒れしてしまうと、顔全体がくすんで見え、なんだか老けた印象になってしまいます。 女性の歳は首と手に出る、なんてよく言われますが、あながち嘘でもないんですね。
乾燥肌の人が首のケアをする時には、顔と一緒にまとめてやってしまうのが一番手軽です。 つまり、ローションや乳液、美容液なども、顔と一緒に首にも塗ってしまうのです。
ちょっと贅沢な気もしますが、美しい襟元が見えるだけで五歳は若く見えるとも言われていますから、お手入れしておいて損はないのではないでしょうか。 スキンケアの後には、どうしても手のひらに化粧水などの成分が残ります。
また、うっかり出し過ぎちゃった!何て事もありますよね。 ローションならまだ出し過ぎた分を肌に付けても問題ありませんが、美容液や乳液をつけすぎると、肌トラブルのもとになります。 そんな時は、余った分を付けてあげればOK。
顔に伸ばした後の残りを、軽くパッティングするだけでも効果があります。 また、ひどく肌荒れしてしまってかゆみがある時は、タートルネックや襟の堅いシャツなどは避け、できるだけ刺激が少ない状態に保ってあげる事が大切です。
かきむしってしまうと皮膚が硬くなるので、あまり痒みがひどいようなら、皮膚科で痒み止めを処方してもらいましょう。 乾燥肌の人の場合、マッサージをして血行を改善してあげる事も大切です。
人間の頚部にはリンパが走っていますから、この流れに沿ってマッサージしてあげる事で、体内の老廃物をスムーズに排出できるようになります。
新陳代謝が改善されれば、それだけ水分も吸収しやすくなるので、乾燥肌にはもってこいのケアです。 顔だけでなく、デコルテにかけても美しいお肌を目指しましょう!