肌が乾燥するとかゆくなってしまう
乾燥肌は、しわやシミなどすべての肌トラブルの原因になるだけではなく、かゆみも引き起こしますので、どうにか改善したいものですね。
冬は湿度が低くなって乾燥肌になる人は多いですが、最近は夏でもエアコンの効いた室内に長くいることで乾燥肌になってしまうこともあります。
かゆいと、我慢できないですし、掻きむしってしまっては、さらにトラブルになります。 どうして肌が乾燥すると、かゆくなってしまうのでしょうか。
皮膚には、痛みや熱、圧力を感じる部分があるのですが、弱い痛みというのが、かゆみとして認識されます。 外敵が皮膚についたと脳が理解し、その侵入を防ぐために、こすって排除しようとする反応から、掻くという動作が起こるようです。
乾燥すると、肌は刺激に対して弱い状態になり、少しの温度変化などにも敏感に反応してそれがかゆみという形で認識されます。
そして、一度掻いてしまうと、表面の皮膚が傷つき、角質層がはがれて保湿力が低下します。 皮脂が少なくなり、肌の天然保湿機能である、バリア機能が低下してしまうので、角質層の下の真皮層の水分が失われていきます。
角質層の細胞が乾燥し、はがれてきてしまうので、それを異物として認識し、それがさらなるかゆみに繋がってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
そのため、それ以上の乾燥を食い止めるには、肌を乾燥させないような環境に気を使うということと、保湿を行うことが必要です。
冬の間の暖房の際に加湿器を使うことや、室内に洗濯物を干したりすることも室内の湿度を上げることに役立ちます。 美顔器でスチームを肌に当てることも効果があるようです。
もちろん、化粧水や美容液、クリームによって肌に水分をしっかり与え、保湿をして肌を悪循環から救ってあげましょう。
