食生活を改善することが乾燥肌対策へつながる
肌には本来皮脂膜という天然の人間保湿クリームがあります。
毛穴の中にある皮脂腺から分泌される皮脂と汗で表皮に薄い膜を作って肌を保護しています。
しかし近年では過度なスキンケアや汗を止めるスプレーや汗ケアによって皮脂膜を傷つけ抑えてしまっているため乾燥肌になりやすい傾向にあります。
皮脂膜は薄くなることによって起こるのは肌の乾燥と紫外線多量な吸収です。 薄くなってしまった皮脂膜を食生活から改善、守ることが乾燥肌対策へつながります。
本来皮脂膜によって守られている表皮は、潤いを肌にとどめておく機能はあまりありません。 表皮は真皮を守る皮としての形状を保つために皮下の余分な水分を排出し呼吸を行います。
この時皮脂膜がないと必要以上の水分を外の排出し肌が乾燥状態になってしまいます。 また皮脂膜は紫外線カットにも一役買っています。 本来紫外線を浴びるのは自然な行為です。
浴びることによってメラニンを促進させ色が黒くなりシミの原因にはなります。 しかし骨の生成に必要なビタミンDの生成には紫外線は必須で、浴びないと骨粗鬆症などの深刻な症状を引き起こします。 その際メラニンは必要以上に体が吸収しないように体内で紫外線を吸収します。
皮脂膜の働きは、このメラニンと似ていて体に必要以上の紫外線を弾く働きがあります。 紫外線の強い日に外にいると汗ばみやすかったり皮膚が脂でてかってきたりするのは必要以上体に吸収しないようにと、高温によって肌が炎症を起こさないように皮脂膜を多く分泌しているからです。
乾燥肌を治すためにはこの皮脂膜を助けてあげる必要があります。 一度過度なケアで壊れてしまった皮脂腺は時間が経たないと治りませんが皮脂膜の代わりに表皮を強くし真皮が潤いを排出しにくいようにすることはできます。
表皮を強くするのにまず挙げられるのはビタミンAで多く含まれているのは青魚やレバーがあります。 ビタミンAは肌の代謝を正常な状態に戻そうとする働きがあります。
次に重要なものはビタミンBでこれは肌の日光による炎症を抑える作用があります。 多く含まれている食品は大豆とレバー、卵や豚肉などがあります。
しかしビタミンBは火を通すと壊れてしまう特性があるのでできる限り生で食すのが好ましいです。 食生活を改善し皮膚に付けるものに気をつけると皮脂膜は自然と元の状態に戻ってきます。 楽しく自炊をし正しい食生活から乾燥肌の改善を行ってくださいね。