肌のケアのために洗顔をしない脱洗顔
最近、肌のケアのために洗顔をしないという人が増えてきました。
え？本当に洗顔しないの？？それってニキビとか大丈夫なの？などという疑問の声も多く聞きます。
今回は脱洗顔について触れていきたいと思います。
実は人の肌は25歳を過ぎると皮脂膜という肌の周りの薄いバリアが少なくなり、10代の頃の肌質とは全く違うものに変わります。
10代の頃ニキビ肌にならないために、しっかりと顔の汚れを落とすためにきちんと洗顔をするように言われた人も多いと思います。
10代は成長ホルモンの分泌から皮脂膜が厚く多く分泌されます。 その多く分泌された皮脂膜に、砂ホコリやよごれ、菌などがつきそのまま放っておくとニキビの大きな原因になっていました。
そんな10代の頃の刷り込みから、油ものは肌によくない、毎日ちゃんと石鹸で洗顔しないと肌に悪い、ニキビができるという思い込みが出来てしまいます。
しかし、25歳から人の体は成長ホルモンの分泌が減り、女性ホルモンや男性ホルモンなど性別に分かれたホルモン分泌に特化していきます。
成長ホルモンによって今まで皮脂膜の生成が促されていたので、分泌量がへると当然皮脂膜も薄くなります。 皮脂膜は肌を雑菌や乾燥、紫外線から守っているのでこれを剥がしてしまうと肌に大きなダメージを与えることになります。
25歳以上の肌には洗顔料は皮脂膜を落としすぎて乾燥肌を招くなどのマイナスになる場合があります。 洗顔をしないことで皮脂膜の落ちを防ぎ、肌の自然なバリアを復活させる方法、それが脱洗顔です。
朝おきてから蒸しタオルで毛穴を軽く開き、美容液で夜についた汚れを拭き取ります。 その後化粧をし、帰宅後はクレンジングオイルで化粧だけをすぐに落とします。
あとは夜眠る前にもう一度蒸しタオルなどで毛穴を開き軽く顔を拭いてから、保湿クリームやパックでケアをします。 洗顔をしない＝肌の汚れが落ちないではなく、洗顔をしない＝肌のバリアを守るという形です。
美容液もできれば肌がいたんでいる時にはあまりよくありません。 本来は化粧水も洗顔も元気な状態の肌に使うものです。 乾燥肌やニキビ肌、肌荒れは肌のバリアが弱り肌がいたんでいる証拠です。
洗顔料に含まれている殺菌作用で弱った肌をさらに痛めつけていると、治るものも治りません。 肌が弱ってしまっているときは勇気を出して洗顔しない、脱洗顔を試みてみるのも乾燥肌や肌荒れを治してみませんか？
