乾燥肌とアトピーの違い|乾燥肌の化粧品と化粧水ランキング

乾燥肌とアトピーの違い

お肌の表面である角質層を覆う天然の保湿成分は、お肌の表面に潤いを与えるだけではなく、お肌全体の水分の量を一定にキープするために非常に重要な役割を果たしています。

 

角質層を満たしている天然の保湿成分は、NMFと呼ばれる天然保湿因子と、角質細胞間脂質、皮脂の3つから構成されています。

 

それでは、お肌の水分をキープするために重要なこの3つの保湿成分が、それぞれどのような役割を果たしているのかを確認して参りましょう。

 

最初に、NMFという天然保湿因子についてご説明いたしましょう。 NMFとはNatural Moisturizing Factor の略で、これは角質層にあるお肌が本来から持っている天然の保湿成分のことを指します。

 

このNMFと呼ばれる天然の保湿成分は、主にアミノ酸や尿素といった成分から構成されており、お肌の潤いを保つために非常に重要な役割を果たしています。

 

女性の皮脂の分泌量が、20歳代を堺にどんどん減少していってしまう要因は、女性ホルモンの影響によるものだそうです。

 

男性の場合も女性の場合も、10代から徐々に皮脂の分泌量は増え始め、20歳で最も多く分泌され、その後は徐々に分泌量が減っていきます。 しかし、どうやらこの皮脂の分泌量の減少は、男性と比べて女性の方が変化が大きいようです。

 

乾燥肌の方とアトピーの方では、赤みを伴うかゆみなどの症状も似ていることもあり、しばしば混同されがちですが、乾燥肌とアトピーでは、根本的な原因は全く違います。

 

乾燥肌は、加齢などの影響で皮脂の分泌量が減ることによって引き起こされますが、アトピーの場合は免疫力の過剰なアレルギー反応によって引き起こされるという違いがあります。 原因が違うと対処方法も全く違うので、よく違いを把握しましょう。