乾燥肌やブツブツの対策
角質層に含まれるNMFと呼ばれる天然保湿因子、そして多重構造によっていくつもの層が重なり合う角質層の各層を潤いで満たし、お肌全体の潤いを保つために大きく貢献しているラメラ構造の角質細胞間脂質、このふたつの天然の保湿成分が不足してしまうと、お肌は次第に乾燥していきシワやたるみなどの様々な肌の老化の症状を招いてしまう結果となってしまいます。
NMFという天然保湿因子、そして角質層の各層を潤いで満たしている角質細胞間脂質、この２つの天然の保湿成分が不足してしまうと、具体的にどのような症状が引き起こされてしまうかということをご説明しましょう。
NMFと角質細胞間脂質の２つが足りなくなってしまうと、お肌の細胞はどんどんしぼんで行ってしまい、その結果、角質の弾力が無くなり、ガサガサの厚い層になってしまうのです。
お肌には線維芽細胞（せんいがさいぼう）と呼ばれる細胞があり、ここではコラーゲンやエラスチン、ヒアルロンサンなどのお肌に張りと弾力を与える真皮層を形成する成分が作り出されています。
しかし、年齢を重ねお肌をコーティングしている皮脂の分泌量が減ってしまうと、お肌全体の水分が失われがちになり、この線維芽細胞の活動も鈍くなり、結果的にお肌からは水分ばかりか張りや弾力さえも失われてしまうことになってしまいます。
お肌の水分が失われ、乾燥肌になってしまうと、次第にお肌の抵抗力も弱まり、ニキビや吹き出物でブツブツとしたものが出来てしまったり、赤みを伴うかゆみなど様々な肌トラブルの悩みを生み出したりすることになってしまう可能性があります。
また、乾燥肌を治すために使っている化粧水が合わなくて、ブツブツができてしまうこともあります。 ご自身に合うコスメをよく見定めて、乾燥肌やブツブツの対策を行ってください。
