乾燥肌へワセリンの使用|乾燥肌の化粧品と化粧水ランキング

乾燥肌へワセリンの使用

乾燥肌で悩む人には良く聞くのが、ワセリンであり、他にもヴァセリンという言い方もあります。 ワセリンは日本薬局方の基準に合格したもので白色ワセリンや、プロペトがありますが、プロペトは医師の処方が無ければ手に入りません。

 

白色ワセリンをさらに純度を上げたもので、不純物の含有量が少なくベタつきが少ないのがプロペトというわけです。 一方、ヴァセリンはアメリカから輸入されている白色ワセリンの事で、酸化防止剤が入っている為に光や湿度に強く長期保存が可能です。

 

まずはワセリンとはどういうものかという事ですが、これは肌を守る保護剤をして考えて頂けると良いでしょう。 常温では半固形状でクリームのようなものですが、熱を加えると液状のように柔らかくなり、また薄く伸びるので塗りやすく良いです。

 

また寒くても固まらないので、リップクリームの代わりにもなりますし、唇の縦じわでひび割れをする人等にはおすすめです。 半透明や白色、黄色等ありますが、どれも効能は同じで、味もにおいもしません。

 

ワセリンの効能は、皮膚の水分の蒸発を防ぎ、外的刺激から保護する事です。 乾燥肌には皮脂の分泌量が減っているので、皮膚のバリア機能が低下しており、角質層への水分が減少していきます。

 

そうすれば、肌荒れやひび割れ等が起こりやすく、服が擦れたり埃等の外的刺激を受けやすくなったりします。 それにより、痒みや乾燥をより強く感じる事が起きてしまいます。

 

しかし、ワセリンは石油からできたものなので、石油というイメージから悪いものと決め付けてしまいがちな人がいます。 石油の元となる原油は元々何億年も前の植物が堆積しているものなのです。

 

使用方法によっては効果的なものを、イメージが先行してしまうのはもったいないことです。 今はドラッグストア等で比較的安価に手に入りますし、酷い乾燥肌にはおすすめです。

 

但し、副作用も覚えておかなければいけませんが、それが油焼けです。 紫外線には油を酸化させ、皮膚がくすんだ状態になり色素沈着を起こす物質になります。

 

塗った部分には、紫外線を意識して日光に当たらないようにするのが良いでしょう。 また乳幼児のニキビやあせもには、逆に悪化させてしまう事もあるのを覚えておきましょう。