乾燥肌と油分はどう関係があるのか
乾燥肌には皮脂量、水分量と色々な言葉が関係していますが、油分とはどう関係があるのかも知っておきましょう。
乾燥には角質層の皮脂の分泌量と水分量が関係していますが、油分というのは外からのものと考えてみましょう。
まず角質層は水分量を30%保持してくれますが、これが10%以下になると乾燥肌という事になります。 そして、スキンケアの乳液やクリーム等は、この水分を蒸発しないように防いでくれます。
乾燥していると水分量が減っている状態ですが、水分量と皮脂量というのは別問題になってきます。 バランスが取れていれば良いのですが、水分量に関係なく皮脂は毛穴から出てきます。
言い換えれば、不足している水分量を補おうと皮脂は分泌されるのです。 それではカサカサしているのに、部分的にテカリが出ているような状態のお肌になってしまいます。
そこで、汚れを落とそうと洗顔では洗いすぎてしまい、化粧水をしても水分量も足らない状態になります。 またそこに乳液で蓋をしてしまっては、さらに乾燥を悪化させてしまうのです。
この少しの違いが、毎日のケアなので年齢を重ねるとより乾燥や肌荒れを感じてしまうのです。 冬は外気も湿度が低く、部屋でも低いので、加湿器や濡れたタオルを干しておいたりして、少しでも乾燥しないように努めましょう。
そして油分を保持する事、与える事が水分量を維持する事に繋がるのです。 皮脂量が減るから、油分が減ると考えるのは間違いで、年齢を重ねるとヒアルロン酸等が減少していくように、セラミドも減少します。
このセラミドは角質細胞間脂質であり、細胞と細胞の間にあるもので、高い保湿力があります。 これが減少しては乾燥肌の原因にもなりますので、セラミドを含んだものを補給するのが良いでしょう。
乾燥肌でのケアは、水分量ももちろんですが、油分へ注目をする事も大事です。 水分量だけで乾燥をケアしようとすれば、皮脂の水分量が減り毛穴を詰まりやすくする原因にもなります。
毛穴が詰まりやすくなると皮膚が硬くなり、乾燥を悪化させカサカサにしてしまう事や、ボロボロと剥がれ落ちてしまう事も起こりうるのです。 ですから、毎日のしっかりとしたスキンケアや保湿ケアが必要なのです。