乾燥肌や肌荒れの原因と改善方法
皮膚が乾燥してくると、表面の潤いがなくなってカサカサしてきて、粉をふいたような状態になります。
皮膚の表面がはがれ落ちているため、石鹸やメイク、紫外線、細菌などの刺激を受けやすくなり、どんどん症状が悪化していってしまいます。
乾燥肌になって肌荒れがひどくなると、本来肌を守る働きをしている皮脂やセラミドという物質がどんどんなくなっていくため、なかなか症状がよくならずに敏感肌になってしまいます。 乾燥肌になってしまう原因としては、加齢や化粧品、間違った洗顔法などがあります。
年をとってくると、肌を持ちあげる働きをしていたコラーゲンの分泌や、皮脂の分泌がどんどん減ってきてしまいます。 そのため、肌に潤いがなくなって、保湿の働きも弱くなります。
オイルクレンジングや、拭きとりクレンジングなど、油分の多いクレンジング剤は、ウォータープルーフなどの落ちにくいメイクをしっかり落とすためのものですが、メイクを落とすときに肌の脂分も一緒に根こそぎ落としてしまいます。
そのため、肌が乾燥してしまうことになりますし、乾燥肌の人が日常的に使っていると、肌荒れの原因になります。 高い温度のお湯や、洗浄力の高い洗顔料で顔を洗うのも乾燥肌の原因となります。
また、きれいに洗おうとして指で肌をこすりすぎていたり、必要以上にすすいでいたりするのも肌の乾燥につながります。 加齢による乾燥を防ぐためには、スクワランなどを使うことをおすすめします。
スクワランは刺激が少ない上に、保湿効果が高いので肌荒れしてしまった場合でも使用することができます。 オイル系のクレンジングを使用している場合は、水性タイプのものに変えて行きましょう。
それでもメイクが落ちないという場合は、落ちにくいメイクも肌には悪影響を与えるので、メイク用品自体も変えて行ったほうがいいでしょう。
洗顔をする時には、ぬるま湯で洗うようにします。 自然由来の成分でできている石鹸タイプの洗顔料を使い、たっぷり泡だてて泡で顔を洗うようにします。
肌荒れがひどい時には、洗う時間もすすぐ時間もできるだけ短くして、タオルで拭くときもこすらずに顔にタオルを当てるようにして拭きます。 洗顔の回数を増やすと、ますます乾燥肌がひどくなっていきますので、できれば朝は水ですすぐだけにすることをおすすめします。
