乾燥肌によるはたけなどの症状|乾燥肌の化粧品と化粧水ランキング

乾燥肌によるはたけなどの症状

はたけとは、皮膚が白く粉をふいたような状態になることです。 アトピー性皮膚炎などと違って、痛みやかゆみはないのですが、冬は乾燥して症状が悪化していき、夏は日焼けすると皮膚の色にムラが出るためとても目立つようになります。

 

正式には顔面単純性粃糠疹(がんめんたんじゅんせいひこうしん)と言って、小学生の子供の顔に多く症状が見られます。 肌の乾燥が原因で、アトピー性皮膚炎から来る乾燥肌の子どもに多く見られます。

 

放っておいても害はないのですが、見た目が良くないので本人が気にする場合には、ワセリンや保湿クリームを塗って、目立たなくすることができます。

 

はたけは、成長とともにだんだん消えてしまうのですが、なかにはたはけではなく白癬菌(はくせんきん)と言われるカビに感染している可能性もあるので、どんどん範囲が広くなっていくような時には皮膚科で診てもらう方がいいでしょう。

 

白いカサカサが気になって、何度も顔を洗ったりしていると乾燥肌がますますひどくなって、はたけの範囲がどんどん広がっていくことになるので、顔を洗った後には保湿クリームを塗るようにした方がいいでしょう。

 

アトピー性皮膚炎が要因で起こるはたけの場合は、アトピー性皮膚炎を改善しないとよくならないので、皮膚科を受診して正しい治療を受けるようにしたほうがいいでしょう。

 

乾燥肌と間違えやすい皮膚の疾患に、尋常性魚鱗癬(じんじょうせいぎょりんせん)というものがあります。 これは、脚のスネなどに現れる疾患で、肌の乾燥が悪化して肌が魚のうろこのように、硬くなりうすくひび割れるような状態になります。

 

これは、200〜250人に1人の割合で起こる病気で、角質が増殖するのが早いのにもかかわらず、古くなった角質が剥がれ落ちにくいため、皮膚がぼろぼろになってしまうのです。

 

遺伝性のもので、乳幼児期に発症しやすいため、アトピー性皮膚炎による乾燥肌と間違われやすく、はっきりと診断されることがあまりありません。

 

遺伝子に関わる病気のため、現在のところ根本的治療法はないのですが、成長につれて症状が軽くなるようです。 対処療法としては、保湿剤で症状を抑えるというのが一般的です。 生まれつき乾燥肌がひどいという人は、この尋常性魚鱗癬である可能性があります。