発汗による乾燥肌への影響|乾燥肌の化粧品と化粧水ランキング

発汗による乾燥肌への影響

夏になると汗の量が増え、メイクが落ちやすくなります。 また、ワキの下の汗じみや、汗の臭いも気になるので、多くの女性は汗をかくことを嫌います。

 

しかし、発汗しなくなると体温調節ができなくなってしまうため、健康に大きな影響が出てきてしまいます。 そして、汗は肌にも大きな影響を与えているのです。

 

汗の中には塩化ナトリウムや乳酸、尿酸などが含まれています。 肌の状態が健康な場合、皮脂と汗が混ざり合って表皮を多い、化粧品や細菌などの外的刺激や乾燥から肌を守るバリアの役割をします。

 

冬の寒い時期になると発汗する量が少なくなり、肌のバリア機能が低下するため、乾燥肌に悩む人が多くなるのです。 これと同じ状況は、冬の時期だけでなく加齢によっても起こります。

 

年をとると汗と皮脂の両方の分泌が減って来るので、乾燥肌やシワの原因となります。 また、汗は肌の細菌を抑えることにも一役かっています。

 

人間の皮膚の表面は、健康な状態のときには弱酸性に保たれているといわれています。 この皮膚表面の酸は、細菌などの繁殖を抑える効果があるため、皮膚の抵抗力が高くなるのですが、汗に含まれる乳酸が肌を酸性に保つ働きを助けています。

 

このように、乾燥肌で悩んでいる人によって、発汗はとても大切なものになるので、汗をかくのがいやだからといって、夏の暑い時期に1日中エアコンの効いた室内にいるようなことは避けるようにしましょう。

 

こうしてみると、発汗は肌にいいことばかりのようですが、逆に乾燥肌の原因になることもあります。 汗が細菌から肌を守る働きを助けているといいましたが、細菌を繁殖させることもあります。

 

汗は発汗したばかりの時には弱酸性なのですが、しばらく時間がたつとアルカリ性に変化してしまいます。 大量にかいた汗がアルカリ性になると、肌の上で中和されてしまって、細菌が繁殖しやすくなるというわけです。 細菌が繁殖すると、肌荒れを起こします。

 

また、汗をかいた後そのままにしてエアコンの効いた部屋に入ると、皮膚の表面についている汗は、どんどん蒸発していきます。 水分が蒸発するということは、肌が乾燥するということで、これもまた肌荒れの原因となります。

 

肌が荒れてしまうとターンオーバーが正常に機能しなくなるため、なかなか肌が健康な状態に戻りにくくなるので、汗をかいた後は清潔を保つよう心掛けるようにしましょう。