ベビーパウダーは乾燥から肌を保護し水分量を維持する
赤ちゃんの肌を保護するベビーオイルとおなじように、ベビーパウダーを使うと毛穴や乾燥肌にいいという噂がありますよね。
このことから、ルースパウダーの代わりに使っている人もいるようです。
ベビーパウダーは、肌に乗せたあとのサラサラした感じが特徴的ですよね。 また、赤ちゃんの肌同士が擦れたり、蒸れたりして汗疹などができるのを防ぐために使用されています。
その成分は、主にトウモロコシから取れるデンプンのコーンスターチとタルクと言われる水酸化マグネシウムを含む鉱石です。 最近では、保湿成分を含んだベビーパウダーなんかもあります。
ベビーパウダーは肌を乾燥させて、蒸れるのを防ぐと誤解されている方も多いようですが、実は肌を乾燥させているわけではありません。 その仕組みは、含まれているコーンスターチが、肌表面の余分な水分や油分を吸収してくれるというもの。
そして、皮膚が乾燥してくると、吸収した水分や油分を放出し、乾燥を防いでくれているのです。 また、タルクは、その粒同士の隙間を通って水分を蒸発させ、肌の表面を均一にし、肌の水分を維持させる働きがあります。
つまり乾燥肌の人でも、肌の表面の乾燥を防ぐことができるのです。 ただし、正しく使わないと、肌のトラブルを悪化させたり、粉を吸い込んだりしてしまうので注意が必要です。
リキッドファンデーションのあとには、ルースパウダーなどのフェイスパウダーを使用しますよね。 これらのパウダーは、肌の余分な油分を吸着して、テカリを防ぐ役割があります。 この役割は、水分や油分を吸着するコーンスターチと肌の表面を均一にするタルクの働きと同じですよね。
ベビーパウダーは乾燥から肌を保護し、水分量を維持することができるので、乾燥肌でも、肌への負担が少ないのではないでしょうか。 また、肌の状態が均一に保たれるため、化粧崩れしにくいのも特徴です。
しかし、単体では、カバー力はないので、ファンデーションのあとのフェイスパウダーとして使うといいかもしれません。 ただし、気をつけなければいけないことがあります。 ベビーパウダーは、濡れた肌に使うと、汗腺や毛穴を詰まらせたり、肌トラブルを悪化させたりしてしまいます。