乾燥肌対策には漢方薬を利用してみる|乾燥肌の化粧品と化粧水ランキング

乾燥肌対策には漢方薬を利用してみる

漢方とは歴史が古く、伝統的な東洋医学の一種です。 漢方薬は、医師が診断をして、患者の体質や体力の有無に合わせて、植物や動物、鉱物など自然界に存在する天然物を使う生薬を組み合わせて処方する薬のことです。

 

現在の日本では、数千年の時を経て、医師などの医療に関わる人たちの経験に基づいて、その効果や安全性を確立させています。 また、複数の生薬で構成されているため、患者の身体に負担をかけずに、個々の体質や病気に合わせて、1つの漢方薬で複数の症状を治療することが出来ます。

 

乾燥肌対策には、外部からのスキンケアは必要ですが、内面から体質改善するのに、漢方薬を利用してみるのもいいかもしれません。

 

乾燥肌の原因は、肌の水分量が減少し、肌を保護する機能が低下していることですよね。 つまり、外部からの刺激に対して、免疫力が低下している状態です。 免疫力や保湿力を高める成分を持つ生薬で身体の中から乾燥を改善していくとよさそうです。

 

乾燥肌に効果があるものは、血行をよくし、肌に潤いや栄養を与え、かゆみや湿疹にも効果がある当帰飲子(トウキインシ)、ホルモンバランスを整え、むくみや全身の倦怠感などに効果がある当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、疲労感の解消や血行促進、また免疫力を高める十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)などがあります。

 

しかし、これらを服用するとすぐに効果が得られるわけではありません。 継続的に服用し、自分の体質に漢方薬が合っているのかどうか、医師に診断を仰ぎ、見極めてもらう必要があるのです。

 

漢方薬は、自然のものを使った薬で、ゆっくりと効果が現れるので、身体にはとてもよさそうな印象がありますよね。 しかし、体質に合っていなかったり、誤った使いかたをしたりすると副作用が出てきます。 副作用には、胃腸障害やむくみ、血圧の上昇など様々です。

 

また、副作用と間違いやすいものに、瞑眩(めんげん)というものがあります。 これは、漢方薬独特の症状で、一時的に症状が悪化し、その後回復に向かうというものです。 飲み始めて、1〜2日程度で、症状が悪化し、その後回復していきます。

 

このようなこともありますので、漢方薬を使おうかと思っているならば、医師や薬剤師に服用の際に起こる瞑眩についても詳しく聞いておく必要がありますね。