実は大敵な梅雨の刺激
梅雨の時期は湿度も気温も高く、肌がいつもベタベタ。
湿気がこんなに多いのに乾燥肌に悪いなんてちょっと意外ですよね。
しかし、この時期はべたついているように見えてとてもお肌は乾燥しているのです。
梅雨の時期、乾燥の原因は汗と冷えです。 雨に濡れたままや肌に汗をかいたまま、冷房や冷たい冷えによって体温が下がります。 急激に肌の表面温度が下がると肌は熱を帯び体を守ろうとします。
その過程で乾燥し、汗のシオやホコリがふやけた角質の周りに取り残され、乾燥肌の原因になります。 汗は肌の水分を奪い、そのままにしておくと肌の角質をふやけさせてしまいます。
角質がふやけた状態は潤いが逃げやすく、またハンカチやタオルで肌を拭くなどのちょっとした刺激でダメージを受けてしまいます。
また、汗は皮膚の大切なものもふやけさせ流してしまいます。 それは、皮脂膜という油の膜です。 本来皮脂膜は肌の毛穴の皮脂腺という部分から分泌され、汗などと混ざり合い肌を薄いバリアの膜で覆い守る働きをしています。
しかし、梅雨の時期に角質がふやけてしまうと、このふやけた角質が皮脂腺を閉じてしまい皮脂膜がうまく分泌されません。 かろうじて分泌された皮脂膜も、大量の汗や湿気で流れてしまい、表皮がむき出しになってしまいます。
むき出しになった表皮は皮膚の潤いを保つことができず、肌からは水分が抜けていく状態になります。 そして汗の塩によってさらにその水分の抜けていくのが加速されるという感じになっているのです。
汗と冷え、そしてもう1つ、実は乾燥肌を加速させているものがあります。 それは洗顔料です。 以前に10代には洗顔料がとても聞きますが、20代中盤からは危険と書きました。
それと同じで、梅雨の時期は特に問題で、もともとふやけている肌に洗顔をすると皮脂膜だけでなくまだ老朽化をしていない表皮まで洗い流してしまいます。
洗顔料はとても強力なので、肌がべたついていると思ってもそこは我慢してみず洗顔や蒸しタオルで汚れを浮かして拭き取るにとどめてください。
肌はあなたが思っている以上に乾燥しやすく、また傷つきやすいです。 四季折々の状態に合わせてきちんと肌のケアをしてあげることで、あなたの乾燥肌を直しスベスベ美肌を手に入れてください。