乾燥肌のせいで鳥肌が立つ|乾燥肌の化粧品と化粧水ランキング

乾燥肌のせいで鳥肌が立つ

肌が荒れてカサカサになってくると、肌のキメが粗くなるので表面がザラザラになり、そのような状態の肌のことを「サメ肌」と言います。 「サメ肌」がひどくなると、肌にポツポツ突起が現れて寒くもないのにいつも鳥肌の状態になってしまいます。

 

肌が荒れる原因としては、アトピーなどのアレルギーなどが考えられますが、もともとの原因がなんであれ肌が乾燥した状態になると起こります。 肌が乾燥してくると、肌が自分を守ろうとするバリア機能が弱くなってしまうため、さまざまな刺激に敏感になってしまいます。

 

乾燥肌になってくると、それまでは使っていて何ともなかった化粧品や石鹸、シャンプー、リンスなどでも皮膚がかぶれてしまうようになります。 人によっては洋服の繊維などでもかぶれてしまい、どんどん症状が悪化していきます。

 

通常、寒い時に出る鳥肌は、皮膚を動かす「立毛筋」という筋肉が関係しています。 「立毛筋」は寒い時に縮み、暑い時は緩むという働きをしていて、寒い時に立毛筋が縮むと、毛穴の周辺部分が盛り上がった状態になるため、ポツポツと鳥肌が立つのです。

 

毛穴の周辺部分が盛り上がることによって、汗のでる穴がふさがり体の中の熱を外に逃がしにくくなるという効果があります。 こうしてみると、乾燥肌などの肌トラブルによってできる鳥肌とは、意味合いが大きく違うことがわかります。

 

寒くもないのにいつも肌がボツボツしているという状態は、幼児や子どもなどの比較的年齢が低い場合に多くみられます。 ホルモンのバランスやビタミンの代謝が上手くいかずに、細胞の再生に異常が古くなった皮膚が上手に剥がれ落ちなくなるため、肌の表面がザラザラしてしまうことになるようです。

 

低年齢で肌が荒れている場合は、成長にともないホルモンやビタミンなどのバランスが安定してくることによって徐々に改善されてくるようですが、大人になっても治らなかったり、大人になってから症状が現れた場合はなかなか治すのが大変になります。

 

大人の場合は体質の改善や、皮膚科での治療が必要になります。 乾燥肌や敏感肌の人で、毛穴が隆起してしまうメカニズムはあまり解明されていないため、直接的な改善方法がないというのが実情です。

 

しかし、入浴や運動によって体の中の老廃物を排出するようにすると、肌の状態が改善されるという症例が多くあるため、肌トラブルで悩んでいる人は試してみるのもいいでしょう。