大人になったら乾燥肌が治ったという例もある
肌が乾燥してカサカサ、表面が荒れてしまっているという人は多く、空気が乾燥する時期はとくに悪化してしまい、かゆみが出てとても辛い思いをします。
気温が下がって寒い季節になると、血管が縮んで体の血行が悪くなります。
血行が悪くなるのに伴って、皮膚を保湿する働きをするセラミドや皮脂といった成分が体にまんべんなくいきわたらなくなってきてしまうのです。
皮脂の分泌が悪くなると、肌の表面を守る機能も低下してしまい、体の中に蓄えられていた水分がどんどん蒸発していってしまって、ますます乾燥肌になってしまいます。
体内にあるセラミドという成分は、皮膚の角質層にある水分を溜めておく働きをしているため、少なくなってしまうと乾燥がどんどん進んでしまいます。
乾燥肌になってしまうと、表面がカサカサになって角質層がどんどん剥がれていってしまいますが、新しい細胞を作り出す力も弱まってしまうため、肌はどんどん弱い状態になっていきます。
乾燥肌になってしまう原因としては、さまざまなものが考えられます。 まず、塩素が多く含まれている水道水は肌が強い人なら、何ら影響はないのですが、肌が弱い人が入浴や洗顔にいつも使っていると、肌が乾燥する原因となります。
石油系の原料や合成着色料を使用している化粧品やシャンプー、石鹸なども肌が乾燥する原因になりますし、睡眠不足やストレスも大敵です。 肌の表面を守っている角質層が破壊されると、肌を守っているバリア機能がどんどん低下して肌が敏感になって、乾燥した肌へとなっていきます。
肌の乾燥を解消するのはなかなか難しく、敏感肌の人で治ったという人はとても珍しいようです。 子供の場合、アトピー性皮膚炎が原因で肌が乾燥している場合があります。
子供の場合は、成長するにつれてホルモンのバランスなどが安定して来て、大人になったら乾燥肌が治ったという例もあるようですが、大人の場合はなかなか難しいようです。
インターネットなどを見ても、肌の乾燥で悩んでいる人は多く、「これをやって治った！」というような劇的な治療法を探している人がたくさんいますが、明確な答えを得ることはできないようです。
そのため、毎日しっかり保湿をして、体や顔に刺激を与えないようにして洗って清潔を保つようにするといった地道なスキンケアをしていくしかないようです。
