乾燥肌ニキビには正しい洗顔を行う
乾燥肌というと、肌に潤いがなくてカサカサの乾いた肌というイメージがあります。
ニキビ肌はその逆で、脂がギトギト浮いた肌というイメージがあります。
しかし、乾燥肌なのにニキビができるという、全く正反対の肌トラブルで悩んでいる人が意外にもたくさんいるのです。 もともと、ニキビは古くなった角質や、メイク汚れ、それに皮脂が混ざり合ったものが毛穴に詰まって炎症を起こすというものです。
そのため、毛穴に詰まった汚れや浮いた皮脂を完全に落とすために、洗浄力の強い洗顔料を使って、１日に何度も顔を洗う人がいます。 ところが、必要以上に顔を洗うと、肌に最低限必要とされている皮脂まで根こそぎ洗い流してしまうので、乾燥肌になってしまうのです。
乾燥した肌は、自分の力で潤いを取り戻そうとする力が働くため、今まで以上に皮脂を分泌するようになってしまいます。 そこで悪循環になってしまい、ニキビがもっと増えてしまったり、悪化してしまったりしてしまいます。
乾燥肌でニキビに悩んでいるという人のほとんどは、間違った洗顔をしている可能性があります。 正しい方法で顔を洗うようにすると、肌のトラブルを解消していくことができます。 では、正しい洗顔をご紹介しましょう。
- 生え際や耳の前などに石鹸が残らないように、髪をしっかり止めておきます。
- ぬるま湯で顔を濡らします。
- 石鹸を使ってたっぷりの泡を作ります。
- 顔全体に泡をつけ、手ではなく泡で顔を洗うようにします。
- すすぎは石鹸が残らないように十分に行います。
- 最後にタオルで水分を拭き取りますが、ゴシゴシこすったりせず、顔にタオルを当てる程度にします。
顔を洗う時は、毛穴が開いているとよく洗うことができるので、入浴中に行うのが理想的ですが、蒸しタオルを顔に当てて毛穴を開いた後に洗ってもいいでしょう。 洗った後、そのままにしていると顔の水分はどんどん蒸発していってしまうので、すぐに化粧水をたっぷりつけて水分を補います。
化粧水をつけた後に、クリームや美容液を塗ると肌に蓋をする効果になって、水分の蒸発を防ぐことができます。 乾燥が特に気になる場合は、顔を洗った後にタオルで拭かず、濡れたまま化粧水をつけると保湿効果がさらにアップします。
