乾燥肌に効く納豆ローションの作り方
乾燥肌の対策に、納豆が効くというのをご存知ですか?
健康にいいとされる上に、美肌効果まであるとは、女性にとってはとても貴重な食品ではないでしょうか?
納豆にはナットウキナーゼという酵素が含まれていて、血液の流れをよくする働きがあります。 血液やリンパの流れが悪くなると、余分な水分などが皮膚の下に溜まりがちになり、シワやたるみの原因となります。 それを、解消してくれる働きがあるのです。
また、食物繊維が多く含まれるので、食べると便秘の予防効果が得られます。 肌の老化を抑える抗酸化作用のあるビタミンEも多く含まれています。 カルシウムの吸収効果を高める働きもあるため、骨粗しょう症の予防にも効果が高いと言われています。
最近、スーパーなどで売られている物は、純粋培養した菌を吹きかけて発酵を促しているものですが、ダイズをわらに包み、丁寧に時間をかけて発酵する昔ながらの製法で作られた物のほうが高い効果が得られます。
これらは、口から摂取した時に得られる効果ですが、この有効成分であるポリグルタミン酸が配合されている化粧品を使用すると、高い保湿効果が得られます。
肌が本来持っている「セリン」というアミノ酸の活性を促進する効果もあり、セリンが活性化すると乾燥肌やシワなどの老化を防止する作用もあります。 最近では納豆の栄養分を配合した化粧品がたくさん販売されていますが、自分でローションを作ることもできます。
ローションの作り方
材料:納豆(2パック程度)、無水エタノール500ml、ガーゼ- ボウルなどの容器に納豆を入れ、箸などで白っぽくなるまでよくかき混ぜる
- 1に.300mlの水を注いで、ねばりを水に溶かすようによく混ぜる
- 2をガーゼを3枚程度重ねて、ゆっくりと2回濾す
- 3に無水エタノールを少しずつ入れてかき混ぜる
- ゆっくりかき混ぜているうちに、箸にポリグルタミン酸が巻き付いてくるので、それを箸からとりはずし、ハサミなどで細かく刻んで、新たに500mlの水でよく溶かす。
使用するのは最後に作ったポリグルタミン酸が解けた液体だけです。 4の作業の時の液体は捨てましょう。 作りたては多少臭いますが、2〜3日すると臭いがしなくなります。 肌に塗ってすぐはヌルヌルしますが、乾くとサラサラになります。 冷蔵庫で保存するようにして、乾燥肌のケアに使ってみてはいかがでしょうか?