乾燥肌は治らないと諦めない
乾燥肌で悩む人は子どもの頃から肌が弱く、肌トラブルが絶えないため治らないと諦めている人が多いようです。
確かに、アトピー性皮膚炎などから起こる乾燥肌で悩んでいる人は多く、インターネットを見てもどんな方法が効果的かと、あちこちに多くの質問が寄せられているのをよく見かけますが、それに対して的確な治療法が答えられているものはありません。
こうしてみると、やはり治らないものではないかと思いたくなりますが、必ずしもそうではないようです。 乳幼児が小学生といった、年齢が低い時の乾燥肌は皮脂線の発達が未熟なために起こる症状のため、成長とともに皮脂線が発達してくると自然と改善されてくるケースが多くあります。
大人の乾燥肌の場合も、治らないと決めつけることはありません。 大人の場合は、肌を洗いすぎていたり、掻いていたりすることによって、皮脂膜を破壊していることによって、セラミドなどの保湿成分を失っている可能性があります。
肌の乾燥がひどくなってくると、湿疹になってしまいます。 湿疹が出てしまうと皮脂線が詰りがちになるので、皮脂の分泌が悪くなり、ますます乾燥がひどくなっていきます。
洗いすぎによる乾燥は、まず石鹸を選ぶところから改善する必要があります。 薬用の石鹸は刺激が強いので、薬用タイプではない低刺激の無添加石鹸を選ぶようにしましょう。
きめの細かい泡が立つものの方が、優しく刺激を少なくして洗うことができます。 一般に市販されているボディソープも、肌が弱くなっている時には刺激を感じることがあるので、女性用の洗顔石鹸やベビー石鹸などがおすすめです。
肌が乾燥している時は、外的刺激に弱くなっているので、細菌が付着するとかゆみが出やすくなります。 そのため、肌を清潔に保つ必要があります。
洗いすぎも肌の抵抗力を弱めるので良くないのですが、汗をかいた時はよく洗い流すようにしましょう。 また、体を洗う時にタオルを使うと、肌を傷めることになるのでタオルやスポンジは使わずに、手だけを使って洗うようにしましょう。
両手にたっぷり石鹸の泡を立てて、泡で撫でるように肌を洗います。 きめ細かい泡で洗うと泡に弾力が出るため、その弾力で汚れを落とすことができます。