肌に何もつけない肌断食という改善方法
ニキビや乾燥など、肌のことで悩んでいる女性はたくさんいます。
改善方法はいろいろありますが、最近注目を集めているのが「肌断食」という方法です。
肌には自分で肌をきれいにする力があります。
ニキビなどの炎症が起こっても、実は自力で治すことができるのです。
しかし、若いころからたくさんの種類の化粧品を使っていると、食べ物をたくさん食べると体が太ってしまうのと同じで、肌も栄養過多になってしまい、もともと持っている力を弱くしてしまっているといいます。
そのため、一度トラブルを起こすとなかなか治らずに、乾燥肌やシミ、シワ、ニキビへと、どんどん悪化して行ってしまうというのです。
そこで、太りすぎた体をリセットする時に、食事を一切とらない断食をするように、栄養過多になってしまった肌をリセットするために、思い切って肌に何もつけないようにしようというのが「肌断食」なのです。
この方法は、以前から行っている皮膚科もあったのですが、あまり一般に知られていませんでした。 美容研究家の佐伯チズさんが、雑誌やテレビで「肌断食」という言葉を使って紹介したことにより、一般に徐々に知られるようになってきました。
肌に何もつけない「肌断食」を行うと、今まで化粧品を塗りすぎていて、壊れてしまったターンオーバーを正常に治していくことができます。 ターンオーバーが正常になってくると、肌のキメが整うようになってきます。
また、しっかりメイクをきれいに落とすために行っていた、ダブル洗顔をやめることにより、今まで洗い流してしまっていた油分や、保湿成分が肌に留まるようになり、余計な皮脂の分泌も少なくなってきます。
何層も重ねて塗っていた基礎化粧品やメイクを何もつけないことにより、今まで妨げていた皮膚呼吸も正常になり、新陳代謝も良くなる結果、くすみが解消していきます。
乾燥肌の場合、洗顔後肌に何もつけないと、肌が突っ張るため不安になる人が多いようですが、そこを思い切って我慢します。 すると、肌がもともと持っている機能がしっかり働くようになるので、乾燥肌が徐々に改善していきます。
仕事をしている女性は、メイクをせずに出勤することが難しい人も多いと思いますので、週末だけ実践するというような「プチ肌断食」をするだけでも、かなりの効果が得られます。
