乾燥肌の治し方を考える
秋から冬の空気が乾燥する時期になると、肌の表面がカサカサになってきて、乾燥肌で悩む人が増えてきます。
たいしたことがないと放っておくと、肌の乾燥はどんどん進んでいって、かゆみを伴って夜眠れなくなったり、あかぎれやひび割れといった状態になってしまいます。
あかぎれやひび割れの場合は、痛みがでますが、痛みよりも辛いのがかゆみです。 乾燥が進むと、肌の一部だけでなく全身がかゆくなってしまうこともあるので、何とかして治したいと誰もが思います。
特に寒い時期にはかゆみがひどくなってしまうので、そうなる前に乾燥肌の予防や改善をしていきたいものです。 乾燥肌の原因は、アトピー性皮膚炎などの先天的なものと、加齢や外的刺激などの後天的なものがあります。
先天的な場合、うまれついて肌が弱くてかぶれやすく、体内にアレルギーの原因を持っているため、治し方としてはそのアレルギーの原因を取り除くことが必要になりますが、その原因だけをなくすというのは現代の医学でもなかなか難しいもので、症状に苦しむ人が多いのが現状です。
医師による治療のほか、食生活を管理して体の中の保湿成分であるヒアルロン酸やセラミドを減少させないような工夫をすることができます。 アレルギーを改善していくためには、抵抗力を高めていくことが大切です。
後天的なものは、年齢を重ねて行くうちに皮脂の分泌が少なくなることがひとつの原因としてあげられます。 年をとると角質細胞の皮脂の分泌が少なくなってくるので、仕方がないとも思えますが、放っておくとどんどん肌の乾燥は悪化していってしまうため、放っておかずにケアをしていくことが必要です。
加齢による乾燥の治し方としては、肌の水分を保つ働きを助けるエストロゲンやコラーゲンを積極的に増やすようにするといいでしょう。 エストロゲンやコラーゲンは食べ物やサプリメントで増やすことができます。
外的刺激によることが原因の乾燥肌は、洗浄力の強い洗顔料や石鹸で顔や体を洗うことで、肌に最低限必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌に潤いがなくなってしまう状態のことをいいます。
洗浄力があまり強くなくても、顔を一日に何度も洗うようなことをしていても、肌は乾燥してしまいます。 この場合の治し方は、洗顔料や石鹸を肌に優しい天然由来成分でできたものに変え、肌に刺激を与えないように優しく洗うことです。
