乾燥肌でヒリヒリする時は洗顔方法を見直す
季節の変わり目や、疲れ・ストレスがたまったとき、肌がヒリヒリことがあると思います。
肌がヒリヒリするということは、肌のバリア機能が低下していて外部からの刺激を受けやすくなっている状態ということ。
健康な肌なら何でもないことが、例えば髪が顔にかかっただけで、ヒリヒリかゆくなったりします。 それは乾燥肌がかなりすすんでいる状態を意味します。
そんな時、一番重要なのは洗顔方法を見直すことです。 スキンケアの基本は洗顔です。 洗顔は、子供のころから毎日朝晩行っている人がほとんどですよね。
洗顔方法がもし間違っているとしたら、その何十年という洗顔の積み重ねが、今の乾燥肌の原因となっているかもしれません。
正しい洗顔方法のポイントは3つ。 まず30℃程度のぬるま湯で顔を洗うこと。 次に洗顔料をしっかり泡立てること。 そして指が顔に触れないように、泡を顔の上で転がすように洗うこと。
まず30℃程度のぬるま湯で顔を洗うのは、ぬるま湯だけで落ちる汚れがあるからです。 洗顔料を肌にのせる前に軽く顔を濡らしておこう、という感覚ではなく、ここでしっかり肌表面のほこりや汗を流しておきましょう。
また、お湯は温度が高いほど界面活性力が高くなり、肌に必要な皮脂まで落としてしまうので30℃くらいが理想です。次に、洗顔料の泡立てです。
これはよく聞く話ですので、泡立てネット等を使用して実践されている方も多いと思います。 密度の高い、きめ細かい泡とつくることで、毛穴の奥まで洗うことができますのでここは重要です。
最後のポイントは洗い方です。 指が顔に触れてはいけません。 必死で泡立てても、指が触れてしまう洗い方では、摩擦で肌が傷つきます。 乾燥肌でヒリヒリしている状態では、なおさらです。
肌に優しい洗顔石鹸を使ってもヒリヒリする場合は、朝はぬるま湯のみでかまいません。 これらに気をつけて1ヶ月実践すれば、かなり肌の状態は改善されてくるでしょう。 なぜなら正常なターンオーバーは28日周期と言われているからです。
洗顔は正常なターンオーバーサイクルにするために、不要な汚れを落とすこと。 皮脂を取りすぎたり、きれいに汚れが落ちていない洗顔方法を続けていては、どんな高級な化粧品を使っても、美肌にはなれません。 基本を見直して、冬でもヒリヒリしない肌を目指しましょう。
