貧血は乾燥肌を招く|乾燥肌の化粧品と化粧水ランキング

貧血は乾燥肌を招く

貧血とは、血液中の赤血球とヘモグロビンが少ない状態のことを言います。 日本人で貧血の疑いのある女性は約17%もいるそうです。

 

赤血球とヘモグロビンは「酸素運搬」が重要な役割のひとつだということは、みなさんご存知かと思います。 つまり貧血状態=酸素が十分運搬できない=細胞がエネルギー不足ということなのです。

 

ですから貧血の人は、脳に酸素がいかない場合は「立ちくらみ」、心臓に酸素がいかない場合は「息切れ」、筋肉に酸素がいかない場合は「疲れやすい」等の症状が出てきます。

 

エネルギーが不足している状態なので、代謝も悪くなり、肌のターンオーバーもうまくいきません。 皮膚の乾燥もすすみ、乾燥肌になります。 血液中の酸素が少ないのため血液自体の色も悪くなり、顔色もくすんだようになります。

 

貧血の原因は何なのでしょうか。 大部分は、鉄不足と言われています。 鉄は人間にとってなくてはならないミネラルです。 さまざまな働きがありますが、例えばコラーゲンの合成に関わっています。 鉄が不足すると、正常なコラーゲンがつくられなくなるのです。

 

コラーゲンは肌のハリ、弾力を内側で支えていて、加齢や紫外線・活性酸素とともに減っていくと言われていますよね。 コラーゲンのサプリメントやドリンクを飲んで内側から肌のハリを保とうと努力している人は多いかと思いますが、同時に鉄やビタミンも摂取しないと意味がないのです。

 

ただ、コラーゲンは保湿力が高いので、外側からコラーゲンを含む化粧水やクリームで補うことは、乾燥肌にとって効果的な方法であることは事実です。

 

他にも鉄は骨や粘膜の生成に関わったり、血管を丈夫にしたり、免疫力を高めたり、さまざまな重要な働きがあり、最近は鉄不足がウツにも関係していることがわかっています。 鉄は、男性で1日7.5mg、女性で1日10.5mg必要と言われています。

 

女性は生理の出血があるので男性より多いのです。 睡眠は十分取っているのに何だかいつもだるい、顔色が悪く乾燥肌で悩んでいるという人は、鉄不足を疑ってみてください。 食事で鉄を摂取できることが望ましいですが、毎日の食事ではなかなか難しい量です。 食事にプラスしてサプリメントで補うと良いでしょう。