乾燥肌に岩盤浴は効果あり
乾燥肌には汗をかくことが良いと言われています。
人間は体温をほぼ一定に保つために汗を出して熱を逃がしています。
しかし現代人は汗をかかなくなった、または悪い汗をかく人が増えていると言います。
汗はもともと血液でできています。 汗腺は、血液から一度ミネラルや水分を取り込みます。 そして活発に働いている汗腺であれば、ミネラルや塩分は血液に再吸収され、残りはほとんど水になって、汗として出ています。
ですから汗腺が活発に働いていないと、ミネラルや塩分も一緒に体外に汗となって排出されてしまうのです。 これが悪い汗です。 悪い汗をかく人が増えている原因は、運動不足やストレス、食生活の乱れ、エアコン環境におかれている時間が多い、等さまざまあります。
いい汗はほぼ水になっているため、サラサラとしていて、しょっぱくもありません。 また蒸発しやすいので乾燥肌を助長させることもありません。
いい汗をかくにはどうすれば良いのでしょうか。 まず、「汗をたくさんかく習慣がつける」ことです。 汗腺は年齢に比例して老化するものなので、鍛えて汗腺を活発にすれば、いい汗をかくことができます。
ウォーキングなどで日ごろから汗をかく習慣をつけることも大切ですが、手っ取り早くいい汗をかくには、膝下と肘から先を熱め(42℃くらい）のお湯につけること。
はじめはなかなか汗が出ないかもしれませんが、続けていくと10分前後で発汗するようになります。 半身浴でももちろん良いですが、長い間お風呂に浸かると乾燥肌を助長させますので気をつけましょう。
また、乾燥肌対策には岩盤浴もおすすめです。 岩盤浴は皮脂腺からたくさんの汗をかくことができ、いい汗がたくさん放出されます。
いい汗をかくと皮脂膜ができ、バリアとなってウイルスなどの刺激から肌を守ってくれます。 まさに「天然の乳液」です。 またいい汗は水分を保持する天然保湿因子を含むので、「天然の化粧水」とも言われているのです。
さらに岩盤浴には、自律神経を整えたり、血流や代謝機能を良くしたり、免疫力をアップさせる効果もあります。 良いことだらけなのですね。 岩盤浴はそれほど熱くもないので、熱いのが苦手な方には特におすすめです。
